2011年1月20日木曜日

【ご意見大募集!!】 音楽系電子書籍の企画を考えるの巻!

友人の編集企画プロダクションから、音楽系の電子書籍の企画を考えてくれないかと
相談を受けました。
百家争鳴で、定義もビジョンも曖昧で、なかなか先が見えづらい「電子書籍」の状況ですが、音楽の「レーベル」的な発想で、音楽関係の電子書籍のパイオニアみたいなポジションを築きたいという希望を持っているようです。

ニューメディア(言い方が古い?)にも、音楽関連の企画にも興味がある、
というか専門分野のつもりではあるので、どうしたものかと考えてみました。

いろいろ考えているうちに、私の考えていく過程を公開して、ブログの読者やツイッターの
フォロワーの皆さんに意見を伺うのが、ソーシャル時代のやり方かもと思い、
まずはブログに書いてみようと思いました。

●与件(前提条件)

友人関係のアバウトな依頼なので、
「音楽系の電子書籍をやりたいんだけど、何かアイデア出してくれない?」
という内容でした。
なので、まず、自分で、企画を立てる前提条件を定めることにしました。

・ターゲットを明確にする
→情報が溢れているインターネット時代に有料のコンテンツをやるのには
きちんとセグメントして、ターゲット像をイメージしておくこと。

・低コストでつくれる
→電子書籍のマーケットはまだ草創期、まして音楽系の有料コンテンツは、
ほとんどないのだから、低コストでつくれること。

・継続性のある、企画の枠を考える
→媒体費用を掛けて宣伝することはできない状況なので、「継続は力なり」と考える。

・自分たちの強みを活かす
→音楽業界の中にいるので、アーティストや音楽評論家と交流があったり、
事務所がどういう視線で捉えるかを理解していること、が、まずあるかなと
思いました。

他にも、何か優位性はあるのかなぁ、どうしようかなぁと、そんな感じで、
つらつらと考えてみました。



大ラフとして、以下のようなアイデアがまとまりました。

●企画素案

・電子書籍シリーズ企画『音楽達人の究極のオススメ10曲』
(スマートフォン+タブレット向けアプリケーション)

プロの音楽家は、必ずと言って良いほど、誰かの音楽を聴いて
「人生を間違えて」ミュージシャンになってます。
ミュージシャンズミュージシャンと言われる人達に影響を与えた音楽というのは、
音楽ファンなら知りたいのではないかと考えました。

実は、以前、同じようなコンセプトでサイトをやったのですが、
CD販売をベースにしていたので、収益があがらず
終ってしまいました。まだ、サイトは残っていました。
http://www.recosell.com/ls/5/00/01.html
ここにあるコンテンツも再利用できるな、と。

究極のオススメを10曲に絞って、低価格(100円~200円位)で、毎月2~3リリースを
継続する。
当然、iTUNESやYouTube、アマゾンへもリンクして、試聴等もできるようする。

ターゲットは30代~50代の音楽ファン。音楽にお金をつかう習慣がある(あった)人。
以前買った曲しか聴いていない人に、自分の好きなアーティストの
お薦め音楽を聴いてもらうというのがテーマになります。

ユーザーの反応を見ながら、発展的に書籍化するようなこともできるかもしれない。


ということは、

B案的なことも思いつきます。
書籍企画を先に立てて、それに向けて、電子書籍を出して行くという考え方もあるなと。


・書籍企画 『配信音楽』~音楽の楽しみ方を広げよう~

ターゲット設定は同じです。
iPodなどのmp3プレイヤーは持っているけど、ダウンロードで音楽を買うことが
何となくしっくりこないと思っている人。

書籍のメインコンテンツは「音楽達人のお薦め楽曲」ですが、
併せて、iTunes Music Storeの楽しい使い方、欲しい曲をピンポイントで検索する
だけではない楽しみ方や、音楽を常に持ち歩き、いろんなデバイスで楽しむという
配信時代の音楽のポジティブ面を伝える記事を加えます。
書籍を半年後くらいに出すことを決めて、それに向けて、電子書籍を出すのを
事前プロモーション的に捉える。

さて、こんな本を出したい出版社はあるかしら?


●懸念すること

この企画はイケテルのかなぁ?
現実味はあるんだけど、ユーザーに受けないと意味がないし。

そもそも電子書籍って、何部くらいでると成功なのか?というビジネスの
前提も決められていないことに気づきました。

普段なら、この辺で、視点を変えて頭の整理をしたり、関係者とブレスト的な
ミーティングを行うのですが、そのブレインストーミングは、
ネット公開型でやってみたくなりました。

拙ない説明で申し訳ありません。
質問でも、批判でも構いません。ご意見を伺えるとありがたいです!


●みなさんへの質問

ご自由に意見をいただきたいのですが、出しやすいように
いくつか質問をだしておきます。

1)ターゲットの設定に問題がある。もしくは企画と合致していない?

2)有料であることに無理がある。無料でやるなら可能性がある?

3)音楽系の電子書籍というなら、楽曲のレコメンドではない
もっとこんな企画をやって欲しいというのがある?


コメントは、ブログのコメントでもよいのですが、
時流に乗って、フェイスブックのファンページをつくりましたので、
こちらにお願いできますか?

2011年1月14日金曜日

サッカーアジア杯を観て 

ヨルダン戦、シリア戦とサッカーアジア杯の試合を観て、盛り上がったので、
サッカーについて書きたくなりました。

私はスポーツ全般的にやるのも観るのも好きです。15年位前にスカッシュに
ハマった時期はありましたけど、さすがに時間が取れず、健康維持のために
週に数回ジムに通うのが精一杯で、最近はもっぱら観るだけです。

野球、相撲、サッカーはもちろん、マイナースポーツを観るのも好きです。
知らないスポーツをNHK教育チャンネル等で観て、ルールや戦術を知るのも
密かな楽しみだったりします。先日もホッケー(アイスホッケーではなく
陸上のホッケー)の日本一決定戦をたまたま観ましたが、
あまりのストイックさに感銘を受けました。
そんな私なので、文藝春秋社の雑誌NUMBERは長年、愛読しています。

さて、前置きが長くなりました。
昨夜のシリア戦は凄い試合でしたね。国際大会の公式戦じゃなければ味わえ
ないようスリルがありました。
個人技でも、おそらく戦術でも、優れている日本が、簡単に勝てないどころか、
ヨルダン戦は、もう少しで負けるところでしたし、シリア戦も引き分けてしまう
危険はかなりありました。

もし予選リーグ敗退ということになったら、アルゼンチン戦に勝って、好調な
滑り出しのザック監督にも、責任論がでかねないところです。
(まだ確定では無いですが、昨日の勝点3で、決勝トーナメント進出は、
ほぼ大丈夫でしょう)


二試合を観て、私が感じたことが2つあります。

一つは、本当に日本のサッカーのレベルが上がったんだなぁということ。
欧州リーグで活躍している選手もたくさんいるので、当然とも言えるのですが、
いつのまにか、日本はアジアの大会だと、名実共に格上の戦いをするように
なっていたんですね。ボール支配率が高いだけでなく、試合の主導権も持って
いるし、個々の選手の力量でも、明らかに上回っているように見えたのは、
決してひいき目では無いと思います。
Jリーグをつくって良かったんだなと、今更ながら思いました。

もう一つは、サッカーは、不確実性のスポーツだな、ということ。
ヨルダン戦は、後半ロスタイムになるまで、1点負けてました。辛うじて、
引き分けに持ち込んだというのが事実です。
シリア戦も、同点に追いつかれると同時に、一人少ない人数で戦うという
不利な状態になりました。

じゃあ、何故、そんなことになったのか、その原因は何かと考えると
ヨルダンが取った1点は、まあ「事故」のようなものでした。
シリアのPKは、主審の誤審で、明らかなオフサイドでした。
(そのお返しで、日本に甘めのPKをくれたのは、アジアの審判らしいなと
笑ってしまいました。笑ってられる状況じゃなかったですけどね。本田が
PKを決めてくれて良かったです。)
もし、これが野球なら、もう少し具体的な理由があるような気がします。
相手の投手の出来映えが予想を超えてよかったとか、大事な場面で野手に
失策があったとか、「敗因」を呼べる事柄が見付かるのではないでしょうか?
アジア杯の2戦には、そこまでの要因は、私は見つけられずにいます。
個人技は高くても、まだ連携がうまく機能していないとか、昨日のシリア戦の
バックパスは不用意だったとか、言えることはあるとは思うのですが、
決定的な要因とは思えないです。
それでも、1勝1分という結果は、及第点だろうし、日本の地力だという
見方もできます。
ただ、ツイッターのタイムラインで散見できた意見で、私が一番うなずけたのは、
「これがアジアのサッカー」だという見解でした。
審判のレベル、反則すれすれの守備、そしてサッカーそのものが持っている
「番狂わせ」が他のスポーツに比べて起きやすいという性質。
そんなものが詰まった、不条理な世界ですね。

一般社会も、正しい者が勝つとは限らないし、理不尽なこともたくさんあります。
「スポーツは勝ち負けが、はっきりしているから観ていて楽しい」という見解を
持つ人も居るようですが、私はそうは思いません。
世の中の不条理が、反映されているから、惹きつけられているような気がします。

時折、週刊誌や単行本になっているプロ野球の監督のチーム運営を、
安易に大企業の組織論に当てはめるような言説には、ぐったりしますけれど、
サッカーの不確実と不条理に心奪われるアジア杯になっています。

願わくば、アジア杯の中で、チームの連携や戦術認識が高まって、優勝を見届けて
美味しいお酒を飲めるといいなと思っています。

http://www.asahi.com/sports/fb/japan/TKY201101140002.html

2011年1月12日水曜日

有料メルマガと映画「ソーシャル・ネットワーク」

今週は、ITmedia「誠ブログ」にブログを2本アップしました。

http://blogs.bizmakoto.jp/happydragon/


一つは、有料メルマガのユーザーサポート体制に関する問題提起です。
ある有名ジャーナリストの有料メルマガを購読したところ、メルマガが届かず
その対応が、ご本人名義で、ずいぶん遅いものだったので、驚いたという体験記です。
怒ったとか不愉快だったと言う事ではないのですが、音楽のファンクラブ運営などと
比較すると、あり得ないレベルだったので、皆さんはどう思われるのか訊いてみたくなりました。


先ほどアップしたもう一つは、今週末公開の映画「ソーシャル・ネットワーク」についてです。
私は試写会で観ているのですが、なかなか面白い映画です。
ただ、映画の内容と言うよりも、IT創業者が青春伝記映画の主人公のモデルになっていると
いうことに着目しました。

お時間あるときにご覧下さい。

こちらのブログにも書きます。

サッカーとか相撲とかスポーツネタがいいかなと思いつつ、、。

2011年1月2日日曜日

radikoの話

新年明けましておめでとうございます。
今年も変化の激しい年になりそうですが、頑張っていきたいですね。
初詣もまだですが、しっかりとした目標を持っていたいと思ってます。

さて、ITmediaの「誠ブログ」にブログをアップしました!

http://blogs.bizmakoto.jp/happydragon/entry/1593.html

radikoは、昨年、遂に本格放送が始まった、関東関西のラジオ番組がインターネットで
聴けるサービスです。
ラジオ、特にFM局に思い入れがある私としては、頑張ってもらいたいです。
業界の内部が、多少なりともわかっている者としては、radikoを成立させるために
関係各位が すごく苦労されただろう事は、想像に難くないのですが、
ユーザー目線で言えば、「too late too small」(遅すぎるし、できていることも少なすぎ
る)と思うので、 生意気ながら意見を書きました。

お時間ある時に、ご覧下さい。

本年も宜しくお願いします!