2010年5月8日土曜日

My Works:ミヤギサトシショー

◆digest
今は、静岡県舞台芸術センターの芸術監督を務める、宮城聰によるソロパフォーマンスプロジェクト。
1986年に開始し、小説を脚色せずにそのまま語るという形式にも関わらず、総合演劇としてのクオリティとインパクトで話題を集めた。代表先に小林恭二作『純愛伝』『小説伝』
いとうせいこう作『ノーライフキング』がある。
1992年からは、外部演出を招き「スーパーミヤギサトシショー」と名付けた公演を開始、
書き下ろし新作として『ホーキング博士宇宙を語る』(作:荒俣宏、演出:麿赤児)、『蟹は横に歩く』(作:宮沢章夫、演出:平田オリザ)を上演した。


◆producer's note
僕が、演劇のプロデュースをしていたという経歴は、今や、ほとんど知られてないと思う。いくつかの偶然が重なった事で、20代前半の仕事なので「若気の至り」と言うべきかもしれないが、自分には、とても貴重な経験だった。
当時は、小劇場演劇ブームのまっただ中だっだけど、演劇業界のシステムは未整備だった。演劇界の慣習もあるのかもしれないけど、すべての事を、自分たちで行うという根性と姿勢は、この時に学んだ気がする。
才能を持ちながら、東京大学美学科に8年通うという長期の「モラトリアム」状態だった、宮城さんを、学生劇団(冥風過劇団)から離脱して、本格的な演劇活動(ク•ナウカ)につなぐ事ができたので、一番の功績かもしれない。今や、宮城聰は国際的に活躍して、高い評価を得ている。
ミヤギサトシショーも、音楽や美術も含めて総合芸術として高いレベルで、いくつかの作品は、歴史に残る名演だと思うので、そのうち、記録映像を整理して、公開したいと思っている。

2010年5月6日木曜日

profile

山口 哲一(Yamaguchi Norikazu)
※my profile in English is here


プロデュースのテーマは
テクノロジー活用によるエンターテインメントの拡張、グローバルな視座、異業種コラボレーションの3つです。既存の仕組みも最大限に活かしながら、エンターテインメントの新しいビジネススキーム確立に挑戦しています。

1964年東京生。国際基督教大(ICU)高校卒、早稲田大学代第ニ文学部除籍。
音楽プロデューサー、エンターテック・エバンジェリスト(enter-tech evangelist)、クリエイティブディレクター。
1989年、株式会社バグ・コーポレーションを設立。アーティストマネージメント業務を始める。SION村上"ポンタ"秀一佐山雅弘村田陽一等、実力派アーティストのマネージメント行う。
2001年頃より、プロデューサー活動を始め、オリジナリティのある作品を数多く発表。
2003年、ワールドミュージックエレメントを採り入れた東京発J-popというコンセプトで音楽ユニット「東京エスムジカ」を立ち上げる。ファーストシングル『月凪』は、全国FM局のパワープレイ新記録を樹立。その後も、10人組のガールズホーンバンド「ピストルバルブ」、タイ人美少女ボーカルによる未来派ポップユニット「Sweet Vacation」など、時代を反映した今日的なアーティストを輩出した。

 2011年頃より著作活動を始める。国内海外のコンテンツビジネスに関する知見を活かして、講演活動や企業のエンターテック関連の新規事業、スタートアップのアドバイザー業務を行う。

 時代の変化に合わせた人材育成にもいち早く取り組み、2013年1月より 超実践型、プロ作曲家養成セミナー「山口ゼミ」を主宰。100人超の新人作曲家を世に送り出している。卒業生によるクリエイター集団「Co-Writing Farm」は、欧米で一般的なコーライティングを日本に広めた本家的な存在になっている。
 2014年10月より次世代のエンターテインメントビジネスを担う人材を育成するための「ニューミドルマン・ラボ」を始め、多くの人材を業界に輩出している。
 イノベーションとITと音楽の祭典、SXSW(Sounth By South West)にも長年に渡り、積極的に関与し、JAPAN PAVILION2013〜2015、JAPAN DAY2015JAPAN HOUSE2016のCo-Founderとして日本でのSXSWの浸透に貢献した。

 2014年には、エンターテインメント系のスタートアップを支援するための「Start Me Up Awards」を企画し、実行委員長を務める。音楽家を全チームにビルドする世界初の試み「MUSICIANS' HACKATHON」も併設で行い、話題を呼んだ。
 2015年より、様々なジャンルのクリエイターが集い、出逢い、創るというコンセプトで、「クリエイターズキャンプ真鶴」を開始、実行委員長を務める。

 テクノロジーによるライブステージの拡張をテーマに掲げ、2016年より浅田祐介と共に、TECHSを開始。アーティストとプログラマーによるハッカソンをライブステージの1ヶ月半前に行って演出方法を決めていくという斬新なスタイルでジャンルを超えて表現者をネットワークしていった。
 その経験を踏まえて、メディアアート・インタラクティブアートのクリエイティブ・ディレクターを始める。『SHOSA/所作 〜a rebirth of humon body〜』では、「アジアデジタルアート大賞FUKUOKA」インタラクティブ部門で優秀賞を受賞した。

 常に時代の先を読み、グローバルな視座で、音楽の未来を考える、業界横断、次世代型のコンテンツプロデューサー、エンターテックエバンジェリストである。

Twitter⇒@yamabug 
Facebook⇒ yamabug
Instagram⇒ @yamabug
Blogs in English ⇒ wordpress

○所属
(株)バグ・コーポレーション   代表取締役 1986~
(株)EnterTech Lab 取締役Co-Founder 2018〜
(社)日本音楽制作者連盟(FMPJ) 理事 2005~2013 
『デジタルコンテンツ白書(経済産業省監修)』編集委員 2011〜
プロ作曲家養成講座「山口ゼミ」主宰 2013〜
「Start Me Up Awards」実行委員長 2014〜
「クリエイターズキャンプ真鶴」実行委員長  2015〜
「ニューミドルマン・ラボ」主宰 2014〜
経済産業省「コンテンツ産業長期ビジョン検討委員会」委員 2015〜2016
SXSW JAPAN HOUSE/JAPAN FACTORY Co-Founder, 総合プロデューサー 2013〜2017
(社)日本芸能実演家団体協議会(芸団協)理事 2011~2012
(社)CiP協議会フェロー 2016〜
「Innovative Technologies+」特別賞選考委員 2016〜

●著作
『ミュージシャンが知っておくべきマネジメントの実務』(リットーミュージック・監修)2017年9月
『新時代ミュージックビジネス最終講義』(リットーミュージック)2015年9月
『10人に小さな発見を与えれば、1000万人が動き出す』(ローソンHMV)2015年6月
『最先端の作曲法・コーライティングの教科書』(リットーミュージック・共著)2015年4月
『とびきり愛される女性になる〜恋愛ソングから学ぶ魔法のフレーズ』(ローソンHMV・共著 /「ラブソングラボ」名義)2015年3月
『DAWで曲を作る時にプロが実際に行っていること』(リットーミュージック)2014年9月
『世界を変える80年代生まれの起業家 ~起業という選択~』(スペースシャワーブックス)2013年9月
『プロ直伝!職業作曲家への道』(リットーミュージック) 2013年7月
『ソーシャル時代に音楽を"売る"7つの戦略〜“音楽人”が切り拓く新世紀音楽ビジネス〜』
(リットーミュージック・共著) 2012年10月 
(ダイヤモンド社・共著)    2011年4月

●クリエイティブディレクータとしての作品
『SHOSA/所作 〜a rebirth of humon body〜』
※アジアデジタルアート大賞、インタラクティブ部門優秀賞受賞

●連載
WEDGE infinity 『ビジネスパーソンのためのエンタメ業界入門』2013年9月〜
CREAweb『来月、流行るJポップ〜チャート不毛時代のヒット曲羅針盤』2013年8月〜
リットーミュージック『web版 職業作曲家への道』2013年7月〜

●寄稿
『デジタルコンテンツ白書2011/2012/2013/2014』(音楽部分)
(監修:経済産業省、発行:財団法人デジタルコンテンツ協会)

コラムスピン 第40回、42回、43回『iTunes Storeは日本では失敗してるんだよ』2012年10月
<1>「日本の音楽市場状況2012」・週刊ダイヤモンド「アップル特集」の誤り             
<2>日本の音楽市場の特殊性の功罪。歴史から学べ、もう次のフェイズが始まっている
<3>音楽ビジネスの未来は明るい?<とりあえず完結編>        


コラムスピン第25回「音楽の本質的魅力は音質とは関係ない、と思ってた…。」2012年6月
日立キャピタルグループ『あるもに vol.21』「ソーシャルメディアで変わるビジネス」2012年2月

●インタビュー
 週刊アスキー「時代を駆けるキーパーソンに訊く!〜え、それってどういうこと?」(聞き手:速水健朗) 2013年10月12日発売号
 MUSICMAN-NET『続・プロ作曲家になる方法』2013年7月
 MUSICMAN-NET『プロ作曲家になる方法』 2012年12月

●プロデュースアーティスト
    クラスメート                  2017〜
  AIMI           2016〜
    SpininGReen       2014〜 
    j-Pad Girls                     2012 〜2013
    The_AIU                      2010 〜2012
    Sweet Vacation          2006 〜 2011
    ピストルバルブ             2005 〜 2010
    東京エスムジカ             2003 〜 2010

●マネージメントアーティスト
    SION                    1998〜2015
    こだまさおり              1997〜
    塩谷達也                    1997〜
    Blue Bird Beach          2011〜2014
    ScrambleCity              2010 〜2012
    村田陽一(SOLID BRASS)        1998〜2008
    村上“PONTA”秀一        1998〜2007
    佐山雅弘                   1992〜2002
    こなかりゆ                1998〜2000
    LOVE CIRCUS           1997〜1999
    SWITCH                  1995〜1998

●メディア・イベント出演
・イベント主宰:『sensor ~ it&music community』powered by happydragon 2012年4月〜

・セミナー主宰:「山口ゼミ〜プロ作曲家になる方法」(東京コンテンツプロデュサーズ・ラボ主催) 2013年1月〜

・イベント主宰:「作曲家リレートーク」(MUSE音楽院公開講座)2013年8月〜
       (ゲスト:浅田祐介、鈴木daichi秀行、今井大介、corin.ほか)

・イベントモデレーター:Tokyo Boot Up! Conference day 2013年11月16日
「音楽サービスの近未来 〜ミュージック・ディスカバリーって何?〜」(ゲスト:鈴木貴歩、ジェイコウガミ)
「グローカル(グローバル+ローカル)〜グローバルはローカルからこそ始まる〜」(ゲスト:島野聡、多胡邦夫)

・イベントモデレーター:Social Media Week2013「ソーシャルメディアは世界とつながっている。J-POPはK-POPに学べるか」(ゲスト:三浦文夫、TAKU☆TAKAHASHI) 2013年3月22日

・NHKFM『元春レイディオ・ショー』ゲスト出演2012年12月4日

・日本レコード協会第37回セミナー
 『クラウドサービスが今後の音楽ビジネスに与える影響と対応策について』 2012年2月
・大阪工業大学知的財産学部「知的財産実務」研修 講師 2011年9月、2012年9月
・Peatix イベント
 『音楽・アーティスト活動のこれから 〜Direct to Fan (D2F) マーケティング時代のサバイバル術〜』 2012年2月
・東京芸術大学シンポジウム
 グローバル化するJポップ~「J-meloリサーチ2010」の調査結果から』2011年4月
・ニコニコ生放送 『二次創作ワークショップ2〜著作権講座〜』             2011年3月
・USTREAM 『著作権討論会』〜だだ漏れ時代の著作権を考える〜    2010年7月

●映画音楽プロデュース
    「アイランドタイムス」 (監督:深川栄洋)                    2007年
 『アイランドタイムス・オリジナルサウンドトラック』(ポニーキャニオン)
    「陽気なギャングが地球を回す」 (監督:前田哲、原作:伊坂幸太郎)    2006年
 『陽気なギャングが地球を回す・オリジナルサウンドトラック』(SMErecords)
 『How we do it!/All right』(Skoop on somebody/和田アキ子)
    「紀雄の部屋」 (監督:深川栄洋)                                  2004年

●TV番組プロデュース
      BSフジ「無意味良品」     2004年4月〜2007年2月
      BSフジ「LIFE GOES ON」      2005年

●出版プロデュース
     「ゴスペルの本」 (塩谷達也著・ヤマハミュージックメディア) 2010年 
     「無意味良品」(ワニブックス)                                   2005年

●デジタルコンテンツ・プロデュース
       USTREAM番組「USTバケイション」  2010年5月 〜 2010年8月
       iPhone Application「TOKYO DATE」 2009年10月〜
       GYAO「Kim Sound Story」              2007年

●コンピレーションアルバム・プロデュース
    『Swing Dance Party〜club now〜』 2010年5月 
    『JJ Sparkling』                              2010年1月 
    『authentica delight』                     2007年11月 
    『authentica voyage』                    2006年7月 
    『authentica citrus』                      2005年8月 
    『authentica frontier』                   2005年4月

●エージェント
 鈴木裕美/演出家            2011〜
    小林恭二/作家            1989〜2000
    川西蘭/作家             1990〜1995

●舞台プロデュース
       ピアノ&朗読『南の島のティオ』 於:青山円形劇場ほか 
          (原作:池沢夏樹、演出:鈴木裕美、 朗読:ラサール石井、ピアノ:佐山雅弘)
       スーパーミヤギサトシショー『蟹は横に歩く』 於:渋谷ジァンジァンほか
         (出演:宮城聰 作:宮沢章夫、演出:平田オリザ)
       スーパーミヤギサトシショー『ホーキング博士宇宙を語る』 於:汐留PIT
         (出演:宮城聰、作:荒俣宏、演出:麿赤児)   
      ミヤギサトシショー『ノーライフキング』 於:Parco Space
         (原作:いとうせいこう)
      ミヤギサトシショー『香水』  於:青山円形劇場
         (原作:パトリック・ジュースキント)
      ミヤギサトシショー『小説伝』 於:スタジオ200
         (原作:小林恭二)
      ミヤギサトシショー『純愛伝』 於:渋谷シードホール
         (原作:小林恭二)

●その他
ITmediaブログ⇒「コンテンツのメディアの近未来
プロデュース作品のセルフレビュー⇒ ブクログ
読書記録公開⇒ Media Marker